内視鏡検査
ハイレベルな内視鏡検査の特徴
内視鏡をいつも清潔な状態に保つよう、心がけております。
内視鏡検査による交叉感染を防止するためにオリンパス社製の内視鏡専用自動洗浄消毒機(OER-4)を導入しています。検査毎に内視鏡をこの洗浄機にセットし、日本消化器内視鏡技師会のガイドラインに則って洗浄および高水準消毒を実施しています。消毒液は酢酸を原料とした過酢酸消毒液で、他の消毒液で報告されているアレルギーの問題もなく、体と環境にやさしい消毒液とされています。
快適な前処置室・回復室
内視鏡検査の前後に専用の前処置室・回復室を完備しております。大腸内視鏡検査前の下剤服用を専用スペースで快適にお過ごしいただけます。 ソファーに座りながらテレビを見て過ごしていただくことができます。 また、検査専用のトイレも完備しており安心して準備ができます。
炭酸ガス送気
検査中〜後のお腹の張りが軽減
自然な状態では腸の中はしぼんだ状態のため、小さな病変を見つけることはできません。大腸カメラ検査では腸の中に空気を送り張った状態での観察が必要です。そのため、検査中〜後にお腹が張り、苦しい経験をされることもあります。
当クリニックでは空気ではなく炭酸ガス送気を使用しています。空気に比べて100倍以上のスピードで吸収されるため検査後のおなか張りが少ないです。
コールドポリペクトミー
(非通電切除)の導入
通常、大腸のポリープを切除する際には、高周波通電(電気メス)を用いますが、当クリニックでは高周波通電(電気メス)を用いないコールドポリペクトミー(非通電切除)を導入しています。
従来、大腸ポリープの切除は高周波通電(電気メス)で「焼き切る」のが普通でしたが、熱凝固による偶発症(穿孔:腸に孔が開くこと)の危険性がありました。一方、コールドポリペクトミー(非通電切除)の場合は、熱凝固の影響を受けないため、やけどを起こさずにポリープを切除することができます。
1cm未満の微小なポリープの場合は、切除せずに経過観察にすべきとの考えがありましたが、放置した病変は増大する可能性もあり、問題の先送りであるともいわれておりました。
当クリニックでは、コールドポリペクトミーの導入により、微小なポリープも患者様の負担なく切除することができるため、ポリープを残すことによる病変増大の不安も軽減されます。